訪問者 一般社団法人GATS理事 池間 真吾
午前11時。
臨時旅行透析を受けるため『HEMOTEK RENAL CENTER』へ。
透析室のまわりに拳銃持った警察官・刑務官がたくさんウロウロずっと居るので『何で?』と聞くと
『刑務所から囚人患者4人をこのクリニックに透析に連れてきて警備してるんだよ』とのこと。
囚人患者が4時間透析している間、玄関先で暇そうにしていたので(笑)記念写真お願いしました。
さて12時15分、透析室に入室します。
待合室にて透析費用を先払い。オンラインHDFで5500ペソ(12220円)、クレジットカードが使えないので現金払い。
血圧、体重など計られしばらく待機。
フィリピン人患者さんらは到着すると廊下のボードに自分の名前と体重を記入。これが穿刺の順番になっていました。
4時間透析のみで月火金土曜は3クール、水木曜は2クール。
フィリピンではまだ週2回にも満たない年間90回しか健康保険適用されないので、「月・金」「火・土」の週2回しか透析できない患者大勢。「水・木」に来院している患者は週3回目の高額な治療費を自腹で払える裕福な患者さんだそう。
では、私は透析室内へ。
オンラインHDFを希望したら個室透析室に。ナースステーション真横ですが。
16台のコンソール中、2台のみでオンラインHDFは対応。 二プロNIPRO、フレジニアス(ドイツ)、B BRAUN(ドイツ)のコンソール有。私のはB BRAUNでした。
ダイアライザーは二プロNIPROを目の前で袋から開封し回路組み立て開始。フィリピン人患者はダイアライザーを10〜15回洗浄して再利用しているので、外国人の旅行透析に来た患者には新品のダイアライザーを使っている事を目の前で見せてくれます。
さて、穿刺へ。
看護師さん・医師も会話は英語。
穿刺もスムーズに終わり透析スタート。女医さんからは私の身体の質問より(株)旅行透析の仕事や仕組みの質問多々(笑)。
HEMOTEK RENAL CENTERの透析クリニックは、フィリピン全土で20ヶ所、マニラには7ヶ所あるそうです。
まもなく止血デス。